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簿記1級メモ

その他有価証券評価差額金の税効果会計を実例で解説してみる。

本日は、税効果会計を解説します。

 

税効果会計の中でもほんの一部だけを抜き出してシンプルさを重視していますので、

難しい用語はなるべく出さないようにしています。

 

この記事の目的は岩塚製菓の事例を使い、税効果に少しでも慣れ親しんでもらうためです。

税効果会計は奥が深いので、まずは触りの触りを理解することに重点を置きます。

 

岩塚製菓の事例

実際に見ていくのは莫大な含み益を計上している岩塚製菓です。

まずは、BSを御覧ください。20年3月期です。

ここで注目する科目は3つだけ。

必要な項目及び金額を整理します。

勘定科目 20/3月期
①投資有価証券 51,285,544
②その他有価証券評価差額金 34,583,332
③繰延税金負債 12,885,432

※(単位:千円)

 

この数字の意味が分かりますか?

まず、この数字の意味を考えてみてください。

 

 

少しずつ紐解いていくと、面白い結果が見えてきますよ。

 

その他有価証券評価差額金と税効果会計の意味

上記数値より、簿価を算出してみましょう。

投資有価証券  -  その他有価証券評価差額金  -  繰延税金負債

=投資有価証券の簿価

 

これは、取得した時の金額を表しています。

 

その他有価証券は毎期「時価」で評価しなければいけません。

3,816,780千円の株式を51,285,544千円の時価に評価替えするのです。

 

この時、どういう仕訳を切りましょうかね。

 

投資有価証券 47,468,764千円 / その他有価証券評価差額金 47,468,764千円

 

これで良いですか?

 

皆さんが株を持ってて売った場合税金を払いますよね。

これを表現するのです。

 

投資有価証券 47,468,764千円 / その他有価証券評価差額金 34,583,332千円

------------------------------------/ 繰延税金負債 12,885,432千円

 

これで、売った時に支払う税金と自分の財布に入る金額が明確になりました。

 

その他有価証券評価差額金→売った時に手元に残る金額

繰延税金負債→売った時に払う税金

 

内容はこのくらいです。

 

感想を少し述べておくと、現実世界をうまく描写してるのが個人的に好きなですね。

個人で投資をしていても、100,000円が150,000円になったところで、50,000の利益が出たと言いますよね。普通。

だけど、内、20.315%は税金で払わないといけません。

厳密に言えば、39,843円の利益が出たというべきで、会計はそれを忠実に表現するようにしています。

税効果会計考えた人すごすぎ。

 

以上。

 

要望等あれば、上記の前提知識等追記したいと思います。

 

投資有価証券の種類・区分・評価方法

洗替法・切離法

全部純資産直入法・部分純資産直入法

など。

 

 

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